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本当に見て欲しい実話ベースの映画3選【邦画編】

  • 洋画だけでなく、邦画にも実話ベースの映画は意外と多く制作されています。そして、邦画の実話映画には洋画と違って大きな刑事事件を取り上げたものが多いのも事実です。実際に日本で起きた不条理な事件・残忍な事件について知って頂きたいと思う映画をご紹介します。


  • 1.BOX〜袴田事件 命〜

    2010年に公開された『BOX〜袴田事件 命〜』は、1966年に静岡県で起こった「袴田事件」を題材にした作品です。50年以上も前の事件でライター自身、この事件の事は名前くらいしか知りませんでした。普段、あまり邦画を見ないライターですが、本作のキャッチコピー「あなたなら死刑といえますか?」という言葉が気になってしまったのです。鑑賞してショックを受けました。冤罪を題材にした映画は多く存在していますが、ここまで酷い事が実際に行われていたのかと思うと胸が苦しくなり、何とも言えない感情でいっぱいになりました。思わず事件がどうなっているのかネットで調べて、更にショックを受けたのです。この事件は未だに進行中であるという事実。履けないズボンを証拠品にされた元被告人”袴田巌”はまだ冤罪と戦っていたのです。裁判員制度が存在している現在、こういう事件から目を逸らしてはいけないのだと強く感じました。この映画と合わせて自主上映されている『袴田巌 ―夢の間の世の中―』も近々見てみようと思っています。

    2.冷たい熱帯魚

    2010年に公開された『冷たい熱帯魚』は1993年に起きた「埼玉愛犬家連続殺人事件」を題材にした作品です。事件が起きた当時、ライターの実家は犬を5匹ほど飼っていた事もありこの事件の事は覚えていました。この映画で何よりも印象的だったのは、歪ながらも普通に暮らしていた家族がドンドン巻き込まれていくというところです。そして、衝撃だったのは主犯のセリフでした。「気に入らない人間は透明にすればいい」言葉通りに透明にされていく被害者たち。こんな残忍な人間がいたのかと思うと物凄い恐怖を感じました。しかも、調べてみると殺人方法は実際の事件と同じだと分かった時には吐き気さえ覚えたのです。グロイ描写が多い作品ですが、こんな事が実際に自分に降りかかったら…と考えさせられた作品でした。

    3.復讐するは我にあり

    1979年に公開された『復讐するは我にあり』は、1963年に起きた「西口彰事件」を題材にした作品です。あまりにも有名な作品すぎて、見てみたいと思わなかった映画の1つだったのですが。主人に勧められて鑑賞。ライターは九州の出身なので、懐かしさを感じながらも、明確な動機がないままに殺人を繰り返していく犯人の姿を見ていて恐怖と怒りの気持ちが沸きました。そして、自分を本当に愛してくれる人に出会った事で変わるのでは…と思いましたが、この犯人は本当に生まれながらにして殺人犯なのだと強く感じさせられたのです。それでも、本当に恨みのある父親を殺せない犯人。怒りを感じながらも何故か魅力的に見えてしまいました。きっと、実際の事件でも犯人と奇しくも親しくなった被害者は犯人のどこかに魅力を感じたのかもしれないと思いました。全編を通して何とも言い難い事件でしたが強くオススメします。

    忘れ去られた事件に触れて感じる何か…。

    こんな酷い事が起きるハズがないと思っていても、実際に起こってしまう現実を実話ベースの映画では身近に感じる事が出来るのが魅力なのかもしれません。名作と言われるものから埋もれてしまった映画まで様々な映画がありますが、感じ方は人それぞれ。犯人をただ怒りを感じるのか、被害者の苦しみを感じるのか…また、今の自分を幸せに感じるのか、など。日本でも残忍な事件は多く起きていますが、過去に起きた事件にも関心を向けて頂けたらと思います。もしかしたら、知らなかった身近な事件に出会うかもしれません。

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