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鍵っ子の友達と拳で語り合ったストリートファイター2

  • 多分あの時、ダルシムとリュウが戦ったんだと思う。手が伸びるやつと、かめはめ波みたいなのを出せるやつがいるという印象だった。スト2の個性的なキャラクター達全部カッコイイと思った。


  • 寂れたデパートのゲームセンターでスト2と出会う

    あの日は確か、友達と母の日のプレゼントを買いに自転車で寂れたデパートに買い物に行った時だったと思う。母の日のプレゼントを買う為に、母からお小遣いをもらった。「ちょっと友達とデパート行きたいからお小遣い頂戴。」多分、母はタイミング的に気付いてたんじゃないかと思う。それでも、知らないふりをしてお小遣いをくれた。買ったのは、「お母さんっぽいハンカチ」とセサミストリートのノートとボールペンだったと思う。少ない予算の中でなかなかいい物が買えたと満足だった。小学生の価値観なので、ハンカチとかノートとかボールペンとか。実用的なものだからいいと思ったんだと思う。目的を果たして、デパートをうろうろする。財布の中はほとんどもうなかったので、おもちゃ屋さんを見ても何も買えない。隣接しているゲームセンターに行った。面白そうなゲームがたくさんある。当時はゲームセンターのゲームはあんまりやったことなかった。あのガチャガチャ出来るスティックで操作をするのにも慣れていない。100円だけ使って面白そうな格闘ゲームをやってみた。慣れていないながらも、物凄く楽しかったのを覚えている。それがスト2との出会いだった。

    スト2が頭から離れない日々を過ごす

    帰宅し、無事母にプレゼントを渡す事が出来た。良かった。それにしてもあのゲーム面白かったなぁ。。なんて考えていたけど、ゲームのタイトルまでは覚えていなかった。多分あの時、ダルシムとリュウが戦ったんだと思う。手が伸びるやつと、かめはめ波みたいなのを出せるやつがいるという印象だった。スト2の個性的なキャラクター達全部カッコイイと思った。スーパーファミコンでスト2が出るというのを知った時は小躍りする程嬉しかった。しかし、当時すぐに買ってもらえないのは明白だ。学校でスト2の話になって、いつも遊ぶ友達が買う事が判明。早速その友達の家に入り浸る日々が始まった。

    鍵っ子の友達とスト2三昧

    今から考えるとその友達は父子家庭だったんだと思う。明らかにお母さんがいない雰囲気だった。でも、そんな事は関係なかったし、特に可哀想だと思う事もなかった。友達にお母さんがいようがいまいが、そんな事は友情に全く関係なかったし、そんな事よりもスト2の事で頭がいっぱいだった。その友達と僕は結構同じくらいのゲームの上手さだったように思う。だからこそ面白かった。時に本気で喧嘩になったりもしたけど、すぐに仲直りする事が出来た。楽しいスト2ライフが送れたのはこの友達がいたからに他ならない。

    四天王がとにかく強かった!

    スト2には四天王というのがいる。バイソン、バルログ、サガット、ベガ。こいつらは格別に強かった。友達と対戦するのとは別に力を合わせて四天王を倒すことにもチャレンジした。エンディングが見たかったからだ。何度やられた事か。時間をかけて倒すからこそエンディングは格別だった。。けど、エンディングは全体的にちょっとあっさりしてた印象。

    アッパー昇竜拳に苦戦

    スト2の醍醐味といえばキャンセル技だ。今では格闘ゲームで普通に採用されているシステムではあるが、僕がキャンセルを練習したのは圧倒的にスト2だ。アッパー昇竜拳というのがある。アッパーを出した瞬間に昇竜拳のコマンドを入力すると、アッパーの後半のモーションをキャンセルしてそのまま昇竜拳が入るのだ。このシステムは秀逸だと思った。他にも、アッパー波動拳や、下段の中キックからの波動拳なんてのもカッコイイ。スト2はこのキャンセルがあるからこそ、敵との戦いだけではなく自分との戦いという意味でも面白いのだ。

    当たり前のように友達の家に遊びに行ってスト2をした日々

    学校でもスト2の話、学校が終わってもスト2を一緒にプレイ。楽しい日々が続いた。僕は小学校が終わり、中学生になる前に転校することになる。この友達とは今はもう会ってない。だけど、スト2の事を思い出すと、まずこの友達の事を思い出す。大人になってゲームをやらなくなる人も多いけど、僕は今でもゲームをやってる。願わくば、当時の強者達が今でもゲームをやっていて欲しい。今でもゲームが大好きで、強くあって欲しい。そしてまたいつか、ゲームの中で拳で語り合えたらいいな。

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