この記事は「5年間コンビニで働いた男が綴る裏事情」の中で連載されています。バックナンバーはこちら

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コンビニ深夜店員の思い出深い出来事:万引きを捕まえる。

  • 通常の業務をしながら見てないふりをして先輩としっかり見張ってた。そして遂に。。入れた!アウターの中に弁当を入れた。かなり大胆な犯行。これはだいぶ慣れてるな。慎重さの欠片もない。急いで防犯カメラをチェック。映ってる!!店の外に出たヤンキーに声をかけにいった。


  • 普段からヤンキーがいつも来て怪しい動きをしていた

    コンビニエンスストアというのは、ヤンキーが集まりやすいものだ。当時20代前半だった僕は、ヤンキー達が怪しい動きをしているのは察知していた。何も買っていないはずなのにコンビニ裏に奴らが帰った後、コンビニ弁当の残骸があるのだ。明らかに万引きをしていると思った。これは証拠を掴まなければいけない。どうにかして捕まえたい。

    証拠を掴む為の一工夫1:防犯カメラの向きを変える

    コンビニのバックヤードには防犯カメラのモニタがある。深夜勤務のスタッフは、そのモニタを見てお客さんの動向をチェックしているのだ。店内にも店外にも防犯カメラはある。レジから近い弁当の場所は防犯カメラでは映らない死角が存在していた。まず、摘発するには証拠がないといけないと思ったので、防犯カメラの向きを変えておいた。

    証拠を掴む為の一工夫2:弁当の在庫をチェック

    防犯カメラで撮影出来れば確実に証拠にはなるのだが、万が一があると店の信用にも関わるので、予め弁当が何が何個残っているのかを数えていた。これで準備万端だ。ヤンキー達が来るのを待つ。

    準備万端!さあ、いつでも来い!

    その日は先輩と二人で深夜勤務をしていた。いつもの時間帯にいつものヤンキー3人組が到着。ヤンキー達は本を立ち読みしてから弁当のコーナーへ。通常の業務をしながら見てないふりをして先輩としっかり見張ってた。そして遂に。。入れた!アウターの中に弁当を入れた。かなり大胆な犯行。これはだいぶ慣れてるな。慎重さの欠片もない。急いで防犯カメラをチェック。映ってる!!店の外に出たヤンキーに声をかけにいった。

    それ、どこで買った?

    一応防犯カメラで確認はしていたので、確実に万引きしているのは分かっていたんだけど、どういう反応をするか見たくて聞いてみた。「それ、どこで買った?」ヤンキー達はニヤニヤしながら「は?なに?関係なくね?」「ここじゃないコンビニで買ったけど、なにか?」強気だ。「それこの店のよな。見てたんだけど。」僕は言い返した。恐らく防犯カメラの死角を知っていたのだろう。この時点でもヤンキー達はひるむ事なく強気だった。「認めないなら警察に言わないといけなくなるんだけど。」

    ヤンキー達は先輩を呼んで脅して来た

    ここから店長に電話をしたのか、警察に電話をしたのか正直覚えてないんだけど、パトカーが来たような記憶があるので、結局警察を呼ぶことになったんだと思う。そのヤンキー達の先輩らしき人が店に車できた。強い口調で脅してきた。「帰り道気をつけろよ。」非常にわかりやすい。そんなマンガみたいなセリフ、本当にいう人いるんだ。。って思った。先輩は本気でビビってたと思う。僕は、ある程度昔からヤンキーの友達がいたり、そういうことに耐性があったのでそこまででもなかったが、先輩はあまりヤンキーと関わる事がない人生を送ってたので、明らかに表情に出ていた。なんだか、先輩に悪い事をしたような気がした。でも、いつも来て万引きを繰り返し挑発をするような態度をとり、ゴミはいつも散らかして帰るヤンキー達に腹が立ってしょうがなかった。正義感というよりも、迷惑だという事を思い知らせたかったのかもしれない。

    後日、掛け持ちのバイト先にヤンキーが嫌がらせしにきた!

    当時掛け持ちしていたバイト先にもあのヤンキー達が来ることは知ってた。ある日バイクにツバをかけられていた時があって、後日そいつらがバイト先に来てニヤニヤしてるんで、「おい、ちょっとこいや。」ヤンキーの一人を強い口調で問い詰めた。集団では強気のヤンキーも、単独ではそうでもなかったりする。掴んだ腕に爪が食い込むくらい強く握って引っ張って静かに話せる場所に連れていった。こういうやつらにはなめられたら終わりだ。そう思っていたので、最終的には謝ってもらいました。でも、今から考えると、よくやったなぁと思います。この頃、こういうトラブルが他にもありました。完全に別件ですが。まだ祭りの時にはヤンキーが特攻服を着てうろうろする時代でした。自分も多少血の気が多かったのかもしれません。自覚はありませんが。今はこんな勢いないなぁ。。と、時の流れを感じます。かなり荒い解決方法だったと思います。もっと慎重に無難にやるべきですね。

    逆恨みされるかもしれないから気をつけて!

    ヤンキーの先輩が、「帰り道気をつけろよ。」と言ったように、仕事以外の所でビクビクしなければならないことにもなりかねないので、あまり大胆な事はしない方がいいかもしれません。万引きを捕まえるというのは正しい事かもしれないけど、逆恨みは恐いです。コンビニでは、もし強盗が入ったら抵抗しないで命を最優先にしてくださいと教わりました。結果、あの時何も起きなくてよかったけど、もしあのヤンキー達の後ろにめんどくさい人達がいたとしたら。。考えただけでも恐ろしいですね。シフトを把握するというのは簡単です。僕からしてみれば相手の住所とかも何もわかりません。でも、相手は決まった時間に僕がバイトしに行く事を知っています。それは本当に恐いことだと今は思います。20代というのは、子供から見たら大人ですが、大人から見たらまだまだ未熟な部分が多く、今から振り返るとヒヤヒヤするような事ばかりです。自分も未熟であり、相手も未熟だから恐いんですよね。この経験から、無茶はしないようにしようと改めて思いました。

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